「ハエトリソウ買ってきたけどすぐ枯れちゃった」とか
「育てるのが難しそ〜」と言うのは良く聞く話である.
はっきり言って食虫植物の栽培は超簡単である.
(フツーに園芸店で手に入る種での話ですけど・・・)
食虫植物の栽培には一般の植物とは違ったコツがあります.
それさえ押さえておけば簡単に「食虫まみれ」になれます.
・用土はミズゴケ!
・常に腰水!
・触らない!
・肥料をやらない!
用土はミズゴケ!
最近の食虫はよくピートモス等をベースにした用土で植えられています.
これでも良いのですがここでは初心者にも使いやすいミズゴケをオススメします.
ミズゴケは園芸店などでよく安売りされているのでそれをゲットして下さい.
ミズゴケは使う前に水に浸しておいてたっぷり水を吸わせておきます.
鉢は一般的には素焼き鉢がよく使われますがプラ鉢でも問題ないです.
まず鉢底に大粒の石を入れます(鉢の20%くらい).次にミズゴケを良く絞って鉢の半分くらい詰めます.
植物を鉢の中心に置いて残りの部分にミズゴケを詰めます.
ほ〜らできあがり.簡単だな〜!
植え替えは年一回、春先に必ず行いましょう!
( 定期的な植え替えをしないと調子が悪くなります)
常に腰水!
植え替えた植物は腰水しておきましょう.
腰水とは皿などに水を張ってその中に鉢を置いておくことです.
鉢の30〜50%くらいまで水に浸かるようにしておいて下さい.
うちでは「ひょうたん池」や発泡スチロールの箱を使っています.
触らない!
意外に重要なのがコレですね.
ハエトリソウの死亡原因の実に70%(これくらい?)はコレです.
餌をやりたい気持ちも分かりますが、長生きさせたければ触らないことです.
別に「食虫」しなくても光合成できるので枯れることはありません.
子供には「食われる」とか「溶ける」とか間違った知識を教え込んでおけばあまり触らないでしょう.
肥料をやらない!
食虫植物は貧栄養の湿地などに生えています.
そのため肥料分に慣れていないのか、肥料が嫌いです.
肥料をやると枯れてしまうことがあります.
またミズゴケが腐ったり、変なコケが生えてきたりします.
どうでした?簡単でしょう?
あと食虫はなるべく日当たりの良いところに置いてやりましょう.
(注:ウツボカズラ(ネペンテス)は栽培法が異なります.
サラセニアやモウセンゴケ、ハエトリソウ用の方法です.あしからず・・・)
食虫育てのウラワザが知りたい方は[食虫植物の育て方〜中級編]をご覧ください
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