チランジアの育て方

ここでは経験的に得たチランジア栽培のコツについてお教えします.
一般の栽培書とはちょっと違ってるかもしれませんが・・・

最近ホームセンターや園芸店でも良く売られるようになったチランジア(エアープランツ).
しかし同時にすでに枯れて「ミイラ化」したものを売ってたりするのもしばしば見かける.
専門家であるべき販売者がこの状態とは嘆かわしい限りである.
まず「水をやらなくても育つ」と言われている.が、コレが曲者.
風通しが良く、夜深く霧が降りると言った環境が整えば確かに水遣り不要であろう.
しかしまずそんな条件におかれる事はないので水遣りが必要になってくる.

置き場所
チランジアは特に通風が必要らしい.
密閉された室内など、空気の動きがない所ではうまく育ってくれない.
うちでは建物の北側の雨除けのある明るい日陰に置いてある.
通風が良く、昼間は乾燥するが夜間は夜露が降りて湿度が高くなる.
戸外に置いたものはすこぶる機嫌が良い.

日当たり
直射日光は水分の蒸発が激しいため避けたほうが良い.
遮光するなどして半日陰が無難みたいである.

水遣り
気が向いたときにジョウロでジャブジャブまたは霧吹きでシャーと.
うちでは1日約1回くらいやってます.
室内のものは週1回ソーキング(一定時間水に浸けておく).
しか〜し!
チランジアは、水を吸収すると言う話がちらほら・・・
朝、水をやるのは間違い?

注意点としては水をやった後、いつまでも湿っていてはいけないらしい.
さっと水を切る.通風が悪いと水遣り後乾きにくい.
また湿った状態で気温が上がると蒸れてまずいらしい.

湿度
日中の湿度は60〜70%ぐらいで普通でいいと思う.
ただ夜間はやや湿度があるほうが良いみたいである.
冬に湿度の高いランのビニール温室に入れておいたらめちゃくちゃ生長した.
湿った状態が続かなければ湿度は高くても良いらしい.
ただしこのチランジアはやや間延び気味だった.

肥料
順調に生育していれば肥料の投与は更なる生長に効果的である.
やり方は簡単.普段の水遣りのかわりに3000倍程度に薄めた液肥を与えれば良い.
成長期なら月2,3回程度が目安である.

種類別管理のコツ
銀葉系は強光低湿を好み、緑葉系は弱光高湿を好む傾向があるらしい
(例外あり ex.ウスネオイデス:銀葉系だが特に湿度を好む).
工事中・・・

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