一般的なものだけですが以下の表をご参照下さい.
科 属 種 和名 越冬温度 備考 ネペンテス Nepenthes ウツボカズラ 10〜15℃以上 原産地は主に東南アジアの熱帯ジャングルなど.そのため基本的に高温性.一般に市販される強健な交配種ならば5℃程度まで耐えれるものもいる.冬越しは加温した温室が望ましい. サラセニア Sarracenia ヘイシソウ 0℃前後 北米(東海岸〜テキサス)原産なので寒さには強い.南方系のものはやや寒さに弱い.一般に市販されているものなら戸外に放置して凍らせても大丈夫. モウセンゴケ Dionaea muscipula ハトリソウ,ハエトリグサ,ハエジゴク 0℃前後 北米東海岸産.寒さに強い.戸外で少々凍結しても大丈夫.球根みたいなもの(?)を作る. Drosera モウセンゴケ 様々 以下冬芽を作るグループ.地上部が枯れて冬芽をつくり宿根草的に越冬.温帯産.戸外でOK. anglica ナガバモウセンゴケ 0℃ 日本他原産. binata サスマタモウセンゴケ 0℃ オーストラリア原産.変種ヨツマタモウセンゴケ,ヤツマタモウセンゴケも同様. filiformis イトバモウセンゴケ 0℃ 北米原産. intermedia ナガエモウセンゴケ 0℃ アメリカ大陸、ヨーロッパに分布. rotundiformis モウセンゴケ 0℃ 日本他原産. Obovata サジバモウセンゴケ 0℃ anglica×rotundiformisの交配種. 以下冬芽を作らないグループ.亜熱帯産.室内で保護必要. capensis アフリカナガバモウセンゴケ 0℃以上 南アフリカケープ州産. adelae アデラエ 0℃以上. spatulata コモウセンゴケ 0℃以上 日本〜オーストラリアに分布. indica ナガバノイシモチソウ burmanni クルマバモウセンゴケ 10℃以上 タヌキモ Pinguicula ムシトリスミレ 様々 lusitanica ヒメムシトリスミレ 0℃以上 ヨーロッパ〜北アフリカ大西洋岸に産する. macroceras ムシトリスミレ 0℃ 高地産.暑さに弱い. moranensis アシナガムシトリスミレ 5℃以上 メキシコ産. primuliflora プリムリフローラ 0℃以上 北米産. Wasser ウェーサー 5℃以上 ehlersae x moranensisの交配種.
冬越しの注意点
戸外越冬型の食虫でも気を付けたいのが乾燥.多くは必要ないがお湿り程度は必要.
「凍結を繰り返すと冬芽が盛り上がって水切れして枯れる」って書いてある本も有ります.
比較的低温で越冬するもの(D.capensisなど)は暖かい室内に置くと生長を続けます.
この場合日照不足になって徒長するので十分な光を与えるか低温(0℃近く)で休眠越冬させてください.
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